《七月三日》鼓笛隊すすむ海月はぷかぷかと

中公文庫『歌・句・諺のはなし』を読む。昭和五年に出た子ども向けの本の復刻。柳田國男が諺、折口信夫が和歌、虚子が俳句について語るのだが、虚子が「きたない落葉」についてえんえんと語り続けているのに呆れる。
昭和二十四年七月三日の虚子句日記は「新人会立寄る。伊勢俳人も来る。草庵」。「梅雨眠し安らかな死を思ひつゝ」。このとき虚子は七十五歳。

著者略歴

岸本尚毅(きしもと・なおき)

1961年岡山県生。著書に『文豪と俳句』『露月百句』、編著『室生犀星俳句集』『新編
虚子自伝』など。岩手日報・山陽新聞俳壇選者、角川俳句賞選考委員。

 

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  • 7月5日:換気扇全て西日に回りをり
  • 7月4日:山で被りパリで被りし夏帽子
  • 7月3日:鼓笛隊すすむ海月はぷかぷかと
  • 7月2日:布施明涼しく老いて日焼して
  • 7月1日:孑孑に子どもの尿の一大事

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