
《七月五日》換気扇全て西日に回りをり
浅草吟行後、東大の学生句会に参加。
昭和二十七年七月五日の虚子句日記は「鹿野山神野寺」。「その前に杖突きさして墓まゐり」。神野寺の住職でこの年の一月に亡くなった川名句一歩の追悼会での吟。素十が「僧死してのこりたるもの一炉かな」と詠んだ、その「僧」だ。虚子は句一歩の墓前の土に杖をつきさし、その墓を拝んだのだ。「突きさし」に尋常でない感じがある。
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浅草吟行後、東大の学生句会に参加。
昭和二十七年七月五日の虚子句日記は「鹿野山神野寺」。「その前に杖突きさして墓まゐり」。神野寺の住職でこの年の一月に亡くなった川名句一歩の追悼会での吟。素十が「僧死してのこりたるもの一炉かな」と詠んだ、その「僧」だ。虚子は句一歩の墓前の土に杖をつきさし、その墓を拝んだのだ。「突きさし」に尋常でない感じがある。
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