《七月六日》ブラウスの白く淋しく木下闇

あさがお市を吟行。
昭和十四年七月六日の虚子句日記は「朝日新聞の需めにより。開戦記念日を迎ふ(五句)」。「夏海を越えし和寇の子孫我」。私は以前、俳句甲子園で松山に行った折に今治の波止浜公園に行き、この句の碑を見た。新聞に寄稿した句はこのほか「傷兵に逢はゞ夏帽を取れとこそ」「祖を守り俳諧を守り守武忌」など。

著者略歴

岸本尚毅(きしもと・なおき)

1961年岡山県生。著書に『文豪と俳句』『露月百句』、編著『室生犀星俳句集』『新編
虚子自伝』など。岩手日報・山陽新聞俳壇選者、角川俳句賞選考委員。

 

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  • 7月6日:ブラウスの白く淋しく木下闇
  • 7月5日:換気扇全て西日に回りをり
  • 7月4日:山で被りパリで被りし夏帽子
  • 7月3日:鼓笛隊すすむ海月はぷかぷかと
  • 7月2日:布施明涼しく老いて日焼して
  • 7月1日:孑孑に子どもの尿の一大事

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