
《四月八日》虚子の忌のおたまじやくしに松の影
虚子忌。虚子は昭和三十四年三月三十日に倒れ、四月八日に逝去。命日が四月七日や九日ではなく花祭の八日だったのは、偶然を味方にする虚子の強運か。
昭和七年四月八日の虚子句日記は「草樹会。丸ビル集会室」「花篝燃ゆるが上に浮ける花」。篝は燃えるものに決まってはいるが、この句の「燃ゆる」は描写の言葉として働いている。「燃ゆる」があるから「浮ける」が生きるのだ。
無断転載・複製禁止

虚子忌。虚子は昭和三十四年三月三十日に倒れ、四月八日に逝去。命日が四月七日や九日ではなく花祭の八日だったのは、偶然を味方にする虚子の強運か。
昭和七年四月八日の虚子句日記は「草樹会。丸ビル集会室」「花篝燃ゆるが上に浮ける花」。篝は燃えるものに決まってはいるが、この句の「燃ゆる」は描写の言葉として働いている。「燃ゆる」があるから「浮ける」が生きるのだ。
無断転載・複製禁止