
《二月五日》鎌倉に實朝忌あり武者の府の百五十ももいそ とせの汚穢おゑ 淨むべく
實朝の忌日は陰暦一月二十七日。今年の陽暦では二月二十四日に當る。武者どもが権謀術数に明け暮れる中、この鎌倉三代最後の将軍は父頼朝にも兄頼家にも似ず、雪のように浄い印象を残している。それだけに不浄を極める武者たちにとっては、死んでもらわなければならない邪魔な存在だったのだろう。
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實朝の忌日は陰暦一月二十七日。今年の陽暦では二月二十四日に當る。武者どもが権謀術数に明け暮れる中、この鎌倉三代最後の将軍は父頼朝にも兄頼家にも似ず、雪のように浄い印象を残している。それだけに不浄を極める武者たちにとっては、死んでもらわなければならない邪魔な存在だったのだろう。
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