
《四月三日》木蓮のしろきを淡めミルラ煮ゆ
コーヒーを飲むとき、エスプレッソマシンばかりつかっている今日この頃。
朝の音が、湯を注ぐ音から圧力の音に変わった。
ドリッパーはマシンのよこにある。そのよこにフレンチプレスもある。
出す理由もなく、しまう理由もない。カップは少し小さくなった――と書いたそばから、二日連続でマキネッタをつかった。まあ、そんなものである。
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コーヒーを飲むとき、エスプレッソマシンばかりつかっている今日この頃。
朝の音が、湯を注ぐ音から圧力の音に変わった。
ドリッパーはマシンのよこにある。そのよこにフレンチプレスもある。
出す理由もなく、しまう理由もない。カップは少し小さくなった――と書いたそばから、二日連続でマキネッタをつかった。まあ、そんなものである。
著者略歴
1973北海道生まれ。句集に『フワラーズ・カンフー』(第8回田中裕明賞)、『花と夜盗』。エッセイ集に『カモメの日の読書』『いつかたこぶねになる日』『ロゴスと巻貝』。そのほか、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者須藤岳史との往復書簡『なしのたわむれ 古典と古楽をめぐる手紙』。現在『すばる』で「空耳放浪記」連載中。
(ヘッダー写真:小津夜景)
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