《六月六日》まづしげな氷河の絵ありソーダ水

公益財団法人登戸学寮の評議員会に出席。
昭和五年六月六日の虚子句日記は「植物園、家庭俳句会」「刈草にたんぽゝの綿ありてとぶ」。「草刈」(夏)の句と解したい。刈った草に混じっていたタンポポの綿毛が飛んだ。何でもない事柄を何でもないように詠む。

著者略歴

岸本尚毅(きしもと・なおき)

1961年岡山県生。著書に『文豪と俳句』『露月百句』、編著『室生犀星俳句集』『新編
虚子自伝』など。岩手日報・山陽新聞俳壇選者、角川俳句賞選考委員。

 

無断転載・複製禁止

バックナンバー

  • 6月6日:まづしげな氷河の絵ありソーダ水
  • 6月5日:二の腕の蠅こそばゆき昼寝かな
  • 6月4日:脚三つ持てる大きな扇風機
  • 6月3日:花屋の薔薇八百屋のバナナ大西日
  • 6月2日:押し来るや頭分厚き黄金虫
  • 6月1日:よき稚児や木魚大きく涼しげに

俳句結社紹介

Twitter