2025.1.15 遠火事や琥珀のごとき夜の甘み
2025.1.14 かまいたち裁ちて形ぞ何悼む
2025.1.13 冬銀河めぐりて還る虎の夢
2025.1.12 霜夜なり巨人のフォーク月を刺し
2025.1.11 葱抱いて石畳ゆく日暮れ市
2025.1.10 一月の風を結びし伏籠かな
2025.1.9 凍てつくや木靴の響き天を割り
2025.1.8 独楽已みて虚数の軸に宿る影
2025.1.7 初風が未来のページくしゃくしゃに
2025.1.6 門松に旅路の砂が舞い残る
2025.1.5 初芝居幕上がるたび別の街
2025.1.4 初馬卡龍金箔舌尖摩天楼