百歳まで2022.8.6

 

近藤たか子・近藤千雅合同句集『百歳まで』(ひゃくさいまで)

 

 

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四六判変型ソフトカバー装 114頁 一句組
句集『百歳まで』は、母と娘の合同句集である。お母さまの近藤たか子さんは、昭和2年(1927)生まれで今年95歳となられる。娘さんの近藤千雅(こんどう・ちが)さんは昭和28年(1953)生まれ、ともに大阪で一緒に暮らされている。近藤たか子さんは、30代から俳句をはじめ、89歳まで続けてこられた。子どもの頃から絵を描くことが得意で、70代から水彩画、色鉛筆画、絵手紙の教室に通っておられるということだ。千雅さんは、2001年にふらんす堂より第1句集『花は葉に』を上梓、その後「船団の会」に所属し、現在は「麦笛句会」に参加されている。

 

本句集には、たか子さんの手による絵が装画としてふんだんにあしらわれていて、この合同句集をとても楽しいものにしている。

 

 

 

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本句集の装釘は君嶋真理子さん。

 

 

 

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むらさきを基調とした色遣い。

 

 

 

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タイトルは金箔押し。

 

 

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カバーをとった表紙。

 

 

 

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見返しと扉。

 

 

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略歴の頁がたのしい。
右のたか子さんの装画はご自身で描かれたもの。
左の千雅さんの装画は、「北千里高校29期3-7の女性徒が描いてくれました。」とある。

 

 

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細身で手になじみ、軽やかな1冊となった。

 

(ふらんす堂「編集日記」2022/8/3より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

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