加藤喜代子句集『暦日(れきじつ)』

四六判仮フランス装カバー掛け 132頁 2句組
加藤喜代子(かとう・きよこ)さんの第3句集であり、遺句集となるものである。加藤喜代子さんは、大正13年(1924)福岡生まれ、昭和39年(1964)
「駒草」に入会、
一力多美子に俳句の手ほどきを受ける。昭和49年(1974)
「青」に入会し
、波多野爽波に師事、「青」終刊ののち、
田中裕明の指導のもとに学ぶ。平成5年(1993)
「晨」入会、同人。平成12年(2000)
「ゆう」創刊、入会。平成13年(2001)「ゆう賞」受賞。平成17年(2005)「ゆう」終刊。平成21年(2009)「晨」同人を辞し、すべての句会から退く。本句集は、
第1句集『聖木曜』(1994年刊)、
第2句集『霜天』(2005年刊)につづくものである。
本句集には、作者の「あとがき」と孫にあたられる藤本夕衣さん「付記」がある。
本句集の装丁は和兎さん。
藤本夕衣さんの
『遠くの声』と同じような造本でおなじスタイルでというのがご希望だった。

表紙に装画をつかい、透明感のある用紙でカバーをまく。

タイトルは金箔で。


この表紙絵を描いたのが「あとがき」にも記されているように曾孫で藤本夕衣さんのご長女の千穂さん。
絵のタイトルは「大雨」






(ふらんす堂「編集日記」2023/1/26より抜粋/Yamaoka Kimiko)