空の間2019.6.11

 

♥♤♦♧詩集『空の間』(そらのあわい)

 

01

 

菊判ソフトカバー装 208頁

 

著者は、♥♤♦♧さん、読みは「heart spade dia club」さんであるが、名前はあくまでも「♥♤♦♧」である。
略歴はなく、横に組まれたほぼ200篇の詩篇が収録されている。

 

 

 

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おおよそ、一頁に一篇ずつおかれたその詩篇は、読み進めていくと、さまざまな意匠のもとに書かれているのだということがわかる。

 

 

これらの詩行はすべて計算されたレイアウトのもとに構成されている。

 

 

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装丁は、ご本人の希望をデザイナーが具体化した。

 

05

 

著者が撮ったもの(たぶん空の写真)をカバーに使用。

 

 

06

 

 

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このブルーには、赤や黄色がひそんでいる。

 

 

 

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表紙。

 

 

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見返しはあざやかな黄色。

 

 

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この見返しの用紙には赤い小さな染みのような色が混ざっている。
デザイナーは、カバーの空のなかにある赤の色と響き合わせるために、この用紙を選んだということだ。

 

 

 

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扉。

 

シープスキンという透ける用紙をもちいた。

 

 

 

12

 

 

糸かがり製本にして本の開きをよくした。
頁を開けば、カバーの青と鮮やかな黄色が目に入ってくる。

 

 

 

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(ふらんす堂「編集日記」2019/6/7より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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