高橋裕子句集『揚雲雀』。
四六判ハードカバー装 204頁
著者の高橋裕子(たかはし・ひろこ)さんは、昭和18年(1943)埼玉県生まれ、現在埼玉・久喜市在住。平成15年(2003)「狩」に入会、鷹羽狩行に師事、平成15年(2003)「狩」同人、本句集は平成15年から29年までの作品を精選して収録した第1句集である。帯、序句、「鑑賞7句」を鷹羽狩行主宰、跋文を同人の梅田ひろし氏が寄せている。
本句集の装釘は、君嶋真理子さん。
優しい配色である。
薄緑色の表紙。
花布は、緑と白のツートンカラー。
栞紐は、白。
全体、薄緑色と白、そして金色の帯がまぶしい。
「揚雲雀」という句集名をどうデザイン化するか、君嶋さんはすこし頭を悩ませたようである。
品の良い仕上がりとなった。
(ふらんす堂「
編集日記」2017/11/13より抜粋/Yamaoka Kimiko)