球殻2018.5.25

 

花谷清句集『球殻(きゅうかく)』

 

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四六判ハードカバー装。200ページ。

 

著者の花谷清(はなたに・きよし)氏は、1947年大阪・豊中市生まれ、京都在住の俳人である。日野草城門の母・花谷和子に俳句入門をする。その後母が主宰する「藍」の編集長をつとめ、2008年に「藍」副主宰、2011年に「藍」の主宰となる。現代俳句協会会員、日本文藝家協会会員。本句集は、句集『森は聖堂』につぐ第2句集となる。2011年以降の作品を編年体にて収録。

 

本句集の装丁は、和兎さん。

 

装丁には、花谷氏はおおいにこだわられた。

 

 

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なんと言ってもレインボー箔が印象的である。

 

(レインボー箔は使うのが難しい。下手をすると下品になってしまう)

 

 

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よく見るとなかなか凄い。

 

 

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和兎さんはどうしても使ってみたかったようだ。

 

 

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装画も開いてみるとなかなか面白い。

 

 

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カバーをとった表紙。

 

 

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カバーも表紙も地模様のある同じ紙を用いた。

 

 

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見返し。

 

 

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扉。

 

 

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角背に決めたのは和兎さん。

 

 

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花布、スピン、見返しの黑がアクセントである。

 

 

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堂々とした一冊となった。
花谷清氏の世界観と響きあっているだろうか。

 

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2018/5/23より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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