鈴木多江子句集『鳥船』(とりふね)。
四六判フランス装カバー装。180頁 3句組。白のシリーズの一巻として刊行された。
著者の鈴木多江子さんは、昭和22年(1947)東京都生れ、現在は東京・西東京市在住。昭和45年(1970)「杉」創刊と同時に入会し森澄雄に師事する。昭和49年(1974)「杉」同人。平成5年(1993)「貂」同人、川崎展宏に師事、平成9年(1997)「雲取」(鈴木太郎主宰)創刊、編集長となる。第1句集に「花信」(平成2年)。本句集は平成15年~28年の13年間の作品を収めた第2句集である。帯文を鈴木太郎主宰が寄せている。
本句集は「白のシリーズ」の刊行である。
したがって装丁者は、和兎さん。
古い図版をもってきた。
銀箔をところどころに散らす。
カバーと取った本体はグラシンを巻かないフランス装。
扉。
はるけき時空を感じさせる装釘となった。
著者の鈴木多江子さんはとても気に入ってくださった。
(ふらんす堂「
編集日記」2016/10/6より抜粋/Yamaoka Kimiko)