小谷迪靖句集『むかごの貌(むかごのかお)』

四六判ハードカバー装帯有り 2句組 204頁
著者の小谷迪靖(こたに・みちのぶ)さんは、1939(昭和14)年東京生まれ、現在は東京・国分寺市在住。
2003(平成15)より俳誌「やぶれ傘」(大崎紀夫主宰)によって俳句をはじめ、2007(平成19)年、「會津」(榎本好宏選者)に入会、同人。「會津」終刊後、2014(平成26)、「航」(榎本好宏主宰)に創刊同人として参加、「航」編集長。2022(令和4)年「航」退会、「海棠」(矢野景一主宰)に入会。第1句集「こばしま」(2018)刊。現在「海棠」同人、俳人協会会員。
本句集に、矢野景一主宰が帯文を寄せている。
本句集の装釘は君嶋真理子さん。

渋いトーンがいい味をだしている一冊である。

タイトルの「むかごの貌」は黒メタル箔。

帯のモスグリーンもいい色である。




表紙のクロスがこれまた渋くていい。
この納戸鼠(なんどねず)の日本の伝統色がなんともいい色だ。
うっとりとしてしまう。

麻の風合いに型押し。

見返し。

花布とスピンは黒。
というのもおしゃれ。




(ふらんす堂「編集日記」2023/6/9より抜粋/Yamaoka Kimiko)