イタリー銃2023.10.24
白のイメージがまずある。
タイトルは黒メタル押し、とこどころ開けられた猟銃で射抜かれたような○は、実は印刷ではなく、マルく穴が開けられている。
わかるだろうか。
背にも。
カバーをめくれば、
真っ赤な本が現れる。
見返しは朱。
扉。
花布もし栞紐も赤。
燃えるような赤を宿しつつ清潔な一冊となった。
(ふらんす堂「編集日記」2023/10/17より抜粋/Yamaoka Kimiko)