佐々木巴里句集『流れ星』(ながれぼし)。
四六判ハードカバー装。 176頁。
著者の佐々木巴里(ささき・ぱり)さんは、1931年東京日本橋生まれ。現在大田区在住。1987年よりクラブ関東「鷹羽狩行俳句講座」に入会し俳句をはじめ、2014年に俳誌「狩」(鷹羽狩行主宰)に入会する。本句集はこれまでの作品を四季別に分けて編集した第1句集である。序句と帯文を鷹羽狩行主宰が寄せている。
搭の灯をかすめてパリの流れ星 狩行
集名の「流れ星」と、佐々木巴里さんのお名前の「パリ」が詠み込まれている。
佐々木巴里さんは、ご旅行をよくされる方であるとも伺った。
本句集の装釘は君嶋真理子さん。
ご本人の希望は「こういう感じの本がいいの」と担当に差し出したのがサン・テグジュペリの『星の王子さま』。
「星の王女さま、のような本がいいのね」
「それと同じにすることはできませんが、君嶋さんに頑張っていただきましょう」と。
そして出来上がったのが、この本である。
佐々木巴里さんはとても満足して下さった。
タイトルは金箔。
表紙はブルー。
見返し。
扉。
光沢ある用紙に二色刷り。
裏側にも星を配して。
(ふらんす堂「
編集日記」2017/1/24より抜粋/Yamaoka Kimiko)