丸田麻保子詩集『あかるい時間に』(あかるいじかんに)。
四六判ペーパーバックスタイル。106頁。
著者の丸田麻保子(まるた・まほこ)さんは、1969年の東京生まれ、本詩集は第1詩集となる。
詩人の福間健二さん、暁方ミセイさんのお二人が栞を寄せている。
装画の絵は、詩人の新井豊美さんによるもの。丸田麻保子さんは、新井豊美さんに詩を学んで来られた方である。
丸田さんのご希望で、今回の詩集のために新井豊美さんの作品をご遺族の方よりお借りして使わせてもらったのだ。
本句集の装丁は和兎さん。
丸田麻保子さんのこだわりを十全に活かした装丁となった。
扉。
目次。
本文。
栞は真紅の色で。
どうしても赤を用いたかったと和兎さん。
最初はもっと目の覚めるような赤の栞が出来て来たのだが、文章が読めずに断念。
あたらしく刷り直したのがこちら。
「あかるい時間に」という言葉が背後にもつ陰翳の深さをおもわせる詩集である。
(ふらんす堂「
編集日記」2017/9/15より抜粋/Yamaoka Kimiko)