前山真理句集『ヘアピンカーブ』。
四六判ハードカバー装 202頁
著者の前山真理(まえやま・まり)さんは、昭和31年(1956)東京生まれ、川崎市在住。平成13年(2001)より俳誌「知音」に入会、平成19年(2007)に「知音」同人、現在編集同人である。本句集に序文を西村和子代表、帯文を行方克巳代表が寄せている。
本句集の装釘は和兎さん。
パール箔をふんだんに使って、上品な優雅さを演出した。
細やかな凹凸がわかるだろうか。
クロスは紅(べに)色。
ふらんす堂にご来社された前山真理さんがお召しになっていたのが、この色であり、眼鏡のツルにもこの色がつかってあったと担当のPさん。
見返しは帯と同じ用紙のマーブル模様。
扉。
花布は金、栞紐はピンク。
ピンクの栞紐はあしらうのが少し難しいが、この本の場合はよく合っている。
「ヘアピンカーブ」という句集名を非常にうまくイメージ化した一冊となったのではないだろうか。
前山真理さんは、とても喜んでくださった。
(ふらんす堂「
編集日記」2018/1/5より抜粋/Yamaoka Kimiko)