馥郁2018.10.23

 

日下野由季句集『馥郁』(ふくいく)

 

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俳人・日下野由季(ひがの・ゆき)さんの句集『祈りの天』(2007)に次ぐ第2句集である。

 

本句集の装幀は和兎さん。

 

「馥郁」をどう表現すればよいか。

 

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若草色の一冊となった。

 

 

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タイトルは金箔も考えたが、パール箔で。

 

 

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表紙。

 

 

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扉。

 

 

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馥郁と春の鴎となりにけり

 

 

実りある三十代の句集『馥郁』のどのページをめくっても、透明な句に出会うことができる。作者の俳句への情熱が伝わってくる。

 

大木あまりさんは、栞の文章をこう結んでいる。

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2018/10/19より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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