今越みち子句集『息吹』。

四六判ソフトカバー装 210頁 2句組
著者の今越みち子(いまこし・みちこ)さんは、昭和4年(1829)石川県生まれで現在は金沢市にお住まいである。昭和55年(1980)「風」入会、平成14年(2002)「風」終刊とともに「万象」「白山」入会、「白山」「風港」を経て、平成19年(2007)「万象」同人。平成21年(2009)「りいの」創刊同人。俳人協会会員。本句集は、昭和54年(1979)から平成31年(2019)までの40年間の作品を収録した第1句集である。今回句集を上梓されるにあたって、俳人の山﨑(今越)祐子さんが「義母の句集をつくってください」と山﨑さんからご紹介をいただいたのだった。そして本句集にはお嫁さんの山﨑祐子さんすなわち今越祐子さんと娘さんの成瀬真紀子さんと酒井恭子さんが、「娘たちより母へ」と題してそれぞれ文章を寄せておられる。



綺羅のはいった用紙を用いた。
全体がいきいきとあたたかな感じになるようにと。


明るい緑がテーマカラーである。


表紙。

扉。
本句集は、全体を4章に分けてあるが、その章ごとに今越みち子さんの手による装画で飾られている。
ちぎり絵のものだ。カラーでないのが残念であるがとても美しいもの。
いくつか紹介したい。




(ふらんす堂「編集日記」2019/10/4より抜粋/Yamaoka Kimiko)