空の涯2020.1.14

 

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四六判ハードカバー装帯有り。 166頁 3句組。
著者の宮田應孝(みやた・まさたか)さんは、昭和7年(1932)東京生まれで現在は東京・世田谷区在住。平成10年(1998)NHK文化センター青山俳句教室にて小澤實に俳句を学び、平成12年(2000)「澤」創刊に参加。平成23年(2011)第11回「澤」潺潺賞受賞、平成24年(2012)「玉藻」入会、現在「澤」同人、「玉藻」同人、俳人協会会員。本句集は自註第1句集『新涼』につぐ第2句集。平成12年(2000)から平成30年(2018)までの370句を収録。序文は小澤實主宰、栞は「玉藻」の星野高士主宰が寄せている。

 

本句集の装幀は、山口デザイン事務所の山口信博さんと玉井一平さん。
シンプルであるが、すみずみまで神経のいきとどいたレイアウトは美しい。
大人の装幀である。

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文字は凸版印刷である。
オフセット印刷ではない、文字の滲みがあり、なんとも言えない味がある。

 

 

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カバーをはずす。

 

 

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カバーと表紙は同じ用紙の色違い。
その手にざらつく手ざわりがいい。

 

 

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黒メタル箔。

 

 

 

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見返しと栞。

 

 

 

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扉。
同じ用紙の色違い。

 

 

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花布も栞紐もグレー

 

 

 

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カバーの金茶が印象的な一冊となった。

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2020/1/7より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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