箱庭の夜2020.4.3

 

眞矢ひろみ句集『箱庭の夜』
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四六判ハードカバー装帯有り 172頁 二句組 
著者の眞矢ひろみ(まや・ひろみ)さんは、1956年札幌生まれ、愛媛県東温市在住、「男性」と略歴に明記されているところをみると、その名前から女性に間違えられることが多いからか。。「1990年代に草創期のネットを通じて英語HAIKUに取組み、その後俳句実作を始める。地元・松山の句会や連句の会、結社等に参加するも、性怠惰にして奇を好むことから、場をネット中心に移し現在に至る。」と略歴にもある。「俳句スクエア」同人、「豈」同人 ネットサイト「俳句新空間」「俳句飄遊」などに参加されている。本句集は第1句集である。俳句を始めてから30年余の作品が収録されている。帯は、フェリス大学の元教授で俳人のディヴィット バーレイ(David Burleigh)氏が寄せている。
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第一章 Recognition 認知
 第二章 Resolution 決意
 第三章 Pursuance 追求
 第四章 Psalm   賛美
「章立てはジョン・コルトレーンのアルバム「至上の愛(A LoveSupreme)」を参考にした。」とあるように、眞矢ひろみさんなりの創意がある。
ブックデザインは和兎さん。
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こういう装画はまさに和兎さん好みだが、「ブリューゲル風のデッサンで大変気に入りました」と眞矢さん。
タイトルは黒メタル箔。
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表紙は紙クロス。
銀で装画と文字を印刷。
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見返し
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扉は、表紙とおなじ用紙に同じく銀で印刷。
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白の花布に白の栞紐
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これだとわかりにくいのだが、俳句の位置を低めにレイアウト。
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謹呈用紙には、著者の落款をおした。
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スタイリッシュな一冊となった。
(ふらんす堂「編集日記」2020/3/24より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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