滝がしら2020.12.23

 

山田天句集『滝がしら』(たきがしら)

 

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四六判ハードカバー装帯あり 192頁 二句組

 

 

著者の山田天(やまだ・たかし)さんは、昭和27年(1952)大阪市生まれで現在も大阪市にお住まいである。まさに生粋の大阪人である。平成11年(1999)「雨月」入会、大橋敦子に師事、平成16年(2004)「ホトトギス」入会、稲畑汀子に師事。平成19年(2007)「雨月新人賞」受賞。現在「ホトトギス」同人、「雨月」同人、俳人協会会員、日本伝統俳句協会会員、大阪俳人クラブ理事。本句集は第1句集で、「雨月」の大橋晄主宰が序文を寄せている。

 

 

 

 

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本句集の装幀は、和兎さん。

 

「三光鳥の図案に拘られていました」とは担当のPさん。

 

 

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三光鳥は、実物も尾がながく、なかなか典雅な姿をした鳥だ。

趣のある装画となった。

 

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実はこの本の見本ができあがったときに、印刷屋さんKさんが「これはいい仕上がりですね。いまうちで話題なんです」と言って持ってきてくれたものだ。
風合いのある用紙に古典的な装画をはいし、品格あるものに仕上がった。

 

 

 

 

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表紙の布も、やや紫が買った濃紺。
日本の伝統的な色合いがいい。

 

 

 

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金箔がよく映える。

 

 

 

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花布は金。

 

 

 

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栞紐は紺。

 

 

 

 

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扉はシンプルに。

 

 

 

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見返しは和紙風に。

 

 

 

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風雅と気品のある一冊。

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2020/12/14より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

 

 

 

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