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四六判ハードカバー装帯あり 192頁 二句組
著者の山田天(やまだ・たかし)さんは、昭和27年(1952)大阪市生まれで現在も大阪市にお住まいである。まさに生粋の大阪人である。平成11年(1999)「雨月」入会、大橋敦子に師事、平成16年(2004)「ホトトギス」入会、稲畑汀子に師事。平成19年(2007)「雨月新人賞」受賞。現在「ホトトギス」同人、「雨月」同人、俳人協会会員、日本伝統俳句協会会員、大阪俳人クラブ理事。本句集は第1句集で、「雨月」の大橋晄主宰が序文を寄せている。
![02](https://furansudo.com/webdata/wp-content/uploads/2020/12/02-3.jpg)
本句集の装幀は、和兎さん。
「三光鳥の図案に拘られていました」とは担当のPさん。
![03](https://furansudo.com/webdata/wp-content/uploads/2020/12/03-3.jpg)
三光鳥は、実物も尾がながく、なかなか典雅な姿をした鳥だ。
趣のある装画となった。
![04](https://furansudo.com/webdata/wp-content/uploads/2020/12/04-3.jpg)
![05](https://furansudo.com/webdata/wp-content/uploads/2020/12/05-3.jpg)
![06](https://furansudo.com/webdata/wp-content/uploads/2020/12/06-3.jpg)
実はこの本の見本ができあがったときに、印刷屋さんKさんが「これはいい仕上がりですね。いまうちで話題なんです」と言って持ってきてくれたものだ。
風合いのある用紙に古典的な装画をはいし、品格あるものに仕上がった。
![07](https://furansudo.com/webdata/wp-content/uploads/2020/12/07-3.jpg)
表紙の布も、やや紫が買った濃紺。
日本の伝統的な色合いがいい。
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金箔がよく映える。
![09](https://furansudo.com/webdata/wp-content/uploads/2020/12/09-3.jpg)
花布は金。
![10](https://furansudo.com/webdata/wp-content/uploads/2020/12/10-3.jpg)
栞紐は紺。
![11](https://furansudo.com/webdata/wp-content/uploads/2020/12/11-2.jpg)
扉はシンプルに。
![12](https://furansudo.com/webdata/wp-content/uploads/2020/12/12-2.jpg)
見返しは和紙風に。
![13](https://furansudo.com/webdata/wp-content/uploads/2020/12/13-2.jpg)
風雅と気品のある一冊。
(ふらんす堂「編集日記」2020/12/14より抜粋/Yamaoka Kimiko)