芽起こしの雨2021.6.5

 

梅田真一郎句集『芽起こしの雨』(めおこしのあめ)

 

01

 

四六判ハードカバー背継表紙函入り総クロス装帯あり 2句組  194頁

 

 

著者の梅田真一郎(うめだ・しんいちろう)さんは、昭和23年(1948)福井県生まれ、福井市在住。平成13年(2001)「雪解」に入会し、現在「雪同人同人、俳人協会会員。整形外科のお医者さまである。本句集は第一句集となり、「雪解」の古賀雪江主宰が序文を寄せておられる。

 

 

本句集の装釘は君嶋真理子さん。

 

 

02

 

箱も布クロスであり、タイトルはラベル貼り。

 

 

 

03

 

 

 

一度型押しをしてよりラベルを貼る。

 

 

 

04

 

背もそうである。

 

 

05

 

帯は表情のある用紙、岩肌をもちいる。

 

 

 

06

 

函からとりだした表紙は背継表紙。

 

 

07

 

 

表紙の平面は、函とおなじ布クロスをもちい、背の部分は材質もことなる布クロスをもちいた。
このツートンが美しい。

 

 

08

 

 

文字は金箔押し。

 

 

この背継ぎ表紙ができる製本所は年々少なくなっている。

 

 

09

 

金箔銀箔を鏤めた見返し。

 

 

10

 

 

11

 

花切れは緑と白のツートン。

 

 

12

 

栞紐は、表紙と函のクロスにあわせた焦茶。

 

 

 

13

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2021/6/2より抜粋/Yamaoka Kimiko)

俳句結社紹介

Twitter