天窓紀行2021.9.18

 

川野里子歌集『天窓紀行』(てんまどきこう)

 

13

 

四六判変型ハードカバー装帯あり 370頁 
歌人・川野里子(かわの・さとこ 1959年生)さんの日記と短歌による一冊である。2020年の1月1日から12月31日までの一年間をふらんす堂のホームページで毎日連載していただいたものが一冊となったものだ。

 

本書の装丁は和兎さん。
写真ではわからないが、文庫本サイズをややおおきくしたような小さな一冊である。

 

 

 

15

 

しかし、装釘は凝っている。

 

 

 

14

 

カバー、帯、表紙、見返しすべて同じ用紙をもちいた。

 

16

 

 

 

17

 

このアルマジロの図案を川野さんはいたく気にいられた。
集中、こんな短歌もある。
 〈武装した小さなもの〉それは私だと思へばアルマジロのことなり
そしてこの絵のアルマジロは「わたしに似てる」と川野さん。
スタンプになさりたい、ということで図案を担当のPさんは川野さんに差し上げたのだった。

 

18

 

表紙。

 

19

 

見返し。

 

 

20

 

扉。
鮮やかなブルーを配した。

 

21

 

各月の扉にもアルマジロ。

 

 

22

 

花布は扉のブルーに響かせてあざやかに。

 

 

23

 

 

 

24

 

(ふらんす堂「編集日記」2021/9/10より抜粋/Yamaoka Kimiko)

俳句結社紹介

Twitter