2021.12.17

 

村山半信句集『興』(きょう)

 

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四六判変型フランス装帯ありビニール掛け 188頁 2句組。 手のひらにのるやや小ぶりなフランス装である。
著者の村山半信(むらやま・はんしん)さんは、1956年長崎市生まれで長崎市在住。東京の広告業界(博報堂)で企画制作や開発の業務のお仕事をされて来られた方である。1995年に俳句をはじめ、「海程」に入会。2000年朝日俳壇賞、海程新人賞を受賞。「海程」同人。その後「小熊座」に参加、同人。現在は無所属。本句集は第一句集となる。
帯に松岡正剛氏の著書『うたかたの国ー日本は歌で出来ている』より、松岡氏の了承を得てそこより一文を引用している。

 

目次からして凝っている。

 

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本句集の装釘は、和兎さんとなっているが、実はおおむねのところ発案とデザインは村山半信さんよりのものである。
和兎さんは、村山さんの提案を具体化しただけ。

 

 

 

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本の大きさを知ってもらうためにマッチ箱を置いてみた。

 

 

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「興」「狂」などの文字はすべて金箔押し。

 

 

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扉。

 

 

 

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箔押しもふんだんにされているが、それが重くれずすっきりしている。

 

 

 

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スピン、見返しを紺色とし、紺の差し色が知的である。

 

 

 

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(ふらんす堂「編集日記」2021/12/10より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

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