南の窓から2017.7.29

 

栗木京子歌集『南の窓から』―短歌日記2016

 

南の窓から

 

四六判変型ハードカバー装。 388頁 
 
歌人・栗木京子(くりき・きょうこ)の九番目の歌集となる。
2016年にふらんす堂のホームページの連載「短歌日記」を一冊にしたもの。
全部で366首を収録、それぞれの短歌に日記のかたちで短文がある。
 
 
装丁は和兎さん。
著者の希望はブルーの本であること、鳥が飛んでいること、だった。
宝石箱のような一冊。
出来上がった本を手にしてわたしは思ったのだった。
 
南の窓から
 
 
南の窓から
 
 
南の窓から
 
白い鳥をちりばめて、ところどころに光っている鳥がいる。
 
 
南の窓から
 
カバーをとった表紙。
 
 
南の窓から
 
 
南の窓から
 
見返しは白。
扉の鳥たちはブルーに。
 
南の窓から
 
 
南の窓から
 
花布もスピンも白。
 
 
南の窓から
 
角背が美しい。
 
 
南の窓から
 
 
南の窓から
 
 
南の窓から
 
 
南の窓から
 
 
このブルーの色は、じつはティファニー・ブルーである。そしてティファニー・ブルーは、駒鳥の卵の色であり、さらにそれは冬の空の色であると、11月14日の日記に記されている。
南に向いた窓から鳥たちは冬の空へと飛び立っていくのだ。
 
(ふらんす堂「編集日記」2017/7/26より抜粋/Yamaoka Kimiko)
 
 

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