雪月夜2017.12.15
46判ハードカバー装 236頁
著者の野村玲子(のむら・れいこ)さんは、昭和14年(1939)年石川県白山市生まれ、現在金沢市在住。昭和52年「あらうみ」入会、昭和58年「ホトトギス」入会、平成6年「青芦」入会、平成7年「あらうみ賞受賞」、平成9年「山茶花」入会、現在「あらうみ」、「山茶花」、「ホトトギス」の同人。日本伝統俳句協会に所属しておられる。本句集は昭和53年(1978)から平成28年(2016)年までの約40年間の作品を収録した第1句集である。序文を「山茶花」主宰の三村純也氏が寄せている。
本句集の装釘は君嶋真理子さん。
著者の野村玲子さんからは、「お任せします」のひと言。
雪のイメージを大事に、パール箔を効果的に使ったものとなった。
金沢にお住まいの野村玲子さんである。
格調と気品がなくてはならない。
表紙は、淡い青紫。
見返しは金と銀の箔を用いて、加賀の人の句集らしく。
扉。
花布は金、栞紐は白。
帯はシャンパンゴールド。
新しい用紙をつかってみた。
(金色をどう用いるかには心をくだいた)
美しい出来上がりに著者の野村玲子さんはとても喜んでくださったのだった。
(ふらんす堂「編集日記」2017/12/11より抜粋/Yamaoka Kimiko)