四六判ソフトカバークータ-バインディング製本帯あり。 208頁 二句組。
著者の月野木潤子(つきのき・じゅんこ)さんは、昭和11年(1936)東京生まれ、現在は横浜市にお住まいである。俳句は、序文によると角川書店に勤務されたいたときに「俳句」編集部の大野林火、秋元不死男などを知り、身近にかんじることはあったが作句までには至らず、その後結婚をされてライターのアルバイトをしていた時に、編集者に誘われて句会に参加したのが始めてであるという。その後、昭和50年(1975)のこと、そのご結社には所属せず、平成17年(2005)に横浜市の地域の句会に参加。平成21年(2009)俳誌『ランブル」に入会、平成24年(2012)「ランブル」新人賞受賞をされた。俳人協会会員。本句集には、上田日差子主宰が序文を、ピアニストの小形眞子氏が帯文を、ご長女で「知音」で俳句を学ぶ月野木若菜さんが、言葉を寄せている。
本句集の装丁は君嶋真理子さん。
ご本人の希望はふたつ、タイトルを赤の文字で、帯を変化に富んだものに、ということであった。
帯は上の部分を丸く凹ませて動きのあるものにした。
帯を書かれる方が音楽家の方であるので、メロディがながれるようなそんな曲線をいかして欲しいということだった。
こんな風に帯をカーブにしたのはふらんす堂でもはじめてである。
裏側。
帯をはずすと、
扉。
扉の用紙には細やかな綺羅がある。(わかるだろうか)
(ふらんす堂「
編集日記」2019/9/30より抜粋/Yamaoka Kimiko)