鈴木総史句集『氷湖いま(ひょうこいま)』

四六判クータバインディング製本カバー装帯有り 188頁 二句組
著者の鈴木総史(すずき・そうし)さんは、平成8年(1996)東京都生まれ、現在は島根県在住。平成26年(2014)俳句甲子園をきっかけに作句を開始、平成27年(2015)「群青」入会、令和3年(2021)「雪華」入会。令和4年(2022)第37回北海道新聞俳句賞本賞受賞。令和5年(2023)第11回星野立子賞新人賞受賞。「群青」同人。「雪華」同人。俳人協会会員。本句集は、第1句集であり、「群青」の櫂未知子代表が序文を、おなじく「群青」の佐藤郁良代表が跋文を、そして「雪華」の橋本喜夫主宰が栞文を寄せている。
本句集の装釘は和兎さん。
タイトルのように寒さを感じさせる装釘となった。


タイトルは銀箔。
透きとおる用紙にタイトル名前のみ記し、下の表紙の白鳥がすけてみえるようにした。



帯をとると、表には二羽の白鳥が。

カバーをはずすと、

くっきりと白鳥があらわれる。

表に二羽。

裏に一羽。

見返しの色が、差し色となっている。

扉。

クータバイディング製本。
本がひらきやすい。
見返しの色が背にもとおっている。




(ふらんす堂「編集日記」2024/4/12より抜粋/Yamaoka Kimiko)