山田喜美句集『千里遙望(せんりようぼう)』

四六判ハードカバー装おびあり 208頁 二句組
著者の山田喜美(やまだきみ)さんば、昨年の6月1日に84歳で亡くなられている。本句集は遺句集となる。昭和15年(1940)岡山市生まれ、昭和55年(1980)3月「鷹」に入会、藤田湘子、小川軽舟、後藤綾子に師事。昭和62年(1977)「鷹」同人。現代俳句協会会員、俳人協会会員。大学を卒業してより、昭和44年(1969)で退職をされるまで教育者として歩んでこられた方である。
編集作業上の連絡は主に愛理さん。このようにして、本句集は、ふたりのご息女のお力によって上梓されたものである。
装釘は君嶋真理子さん。
喜美さんのお姉さまのデザインされたテキスタイルを用いて君嶋さんが装釘した。


渋いけれど深みのあるデザインである。





枠内は白抜きではなく薄く緑をひいてある。

表紙。






(ふらんす堂「編集日記」2025/3/14より抜粋/Yamaoka Kimiko)