渡辺紀子句集『銀の櫂』(ぎんのかい)。
四六判変型薄表紙カバー装。赤のシリーズ。 176頁
著者の渡辺紀子(わたなべ・のりこ)さんは、1947年福島市生まれ、松戸市在住。1987年より「松戸市民俳句会」に入会して望月百代に師事。1996年「夏日」(望月百代主宰)創刊と同時に参加し、1996年に同人。松戸市主催の賞などを受賞し、現在は「夏日」の編集長である。本句集は1988年より2015年までの27年間の作品を収録した第一句集である。序文を望月百代主宰、栞を神野紗希さんが書かれている。
本句集の装釘は和兎さん。
赤のシリーズはすでにもう多くの句集を刊行してきたが、今回は落ちついた仕上がりとなった。
表紙。
見返しは青。
扉。
著者の渡辺紀子さんにふさわしいシックな一冊となった。
(ふらんす堂「
編集日記」2017/2/21より抜粋/Yamaoka Kimiko)