糸田ともよ詩集『幽光(ゆうこう)』

46判変型ソフトカバー装帯あり 124頁
詩人・糸田ともよ(いとだ・ともよ)さんの第2詩集である。糸田ともよさんは、北海道札幌市生まれ。詩集のほか、歌集を二冊刊行している。及川恆平の楽曲に詩を提供、音楽ユニット六文銭でも歌われている、美術家、写真家との共作も多数。幅ひろく活躍しておられる方である。
本詩集は、すべて四行詩である。

言葉の響きのみならず、視覚的にも考えられた一冊である。
カバーと各章に画家・瀬川葉子さんの絵を装画として用いている。
色の仕上がりなど装幀には思いを凝らされたものとなった。

タイトルの「幽光」とは、かすかな光のこと。
つや消し銀の箔押。

帯は透明感のあるものをもちいた。




「幽冥のくし」と題された第一章のとびら。

第2章は、「かくしえの禽」

第3章は、「すだまのコハク」
本文には3点のみが装画としてこのようにあしらわている。
この装画が、この詩集の世界をつくりだしている、と言っても過言でないくらいの存在感がある。

カバーをとった表紙。

扉も透明感のあるもの。

扉をとおして次の頁がすけてみえる。

(ふらんす堂「編集日記」2026/2/4より抜粋/Yamaoka Kimiko)