花、わたしたちは……2017.12.27

 

姥澤愛水句集『花、わたしたちは……』(はな、わたしたちは……)

 

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46判フランス装 178頁 英語対訳句集

 

すべての俳句に英訳の俳句が付されている句集である。
著者の姥澤愛水(うばさわ・あいみ)さんは、北海道生まれ、武蔵野音大ピアノ科を卒業したのちに、ロンドンに留学し、王立音楽学校演奏ディプロマ(A.R.C.M)woを取得し、帰国後は演奏活動の他、演奏会、オペラ、宗教曲の解説、字幕等を手がけておられる。現在は中野区にお住まいである。俳句は、1991年に「俳句の現在 実の会」に入会し、鈴木明に師事、その後「実の会」を経て、俳誌「野の会」同人。現代俳句「光水会(Shimmering Water)代表、現代俳句協会会員。2001年に富士見書房より第1句集『半音階 chromatic』を上梓、本句集は第2句集となる。序文は「野の会」の鈴木明主宰が寄せている。

 

 

装釘は君嶋真理子さん。
シックでエレガントにと、Pさんは君嶋さんに依頼した。
つまり大人の女性の句集の佇まいで、と。

 

 

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グラシンを巻いているのでちょっとわかりにくいのが残念である。

 

 

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見返しはマーブル模様。

 

 

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扉。

 

 

 

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ピンク色は使わないように、という著者のご希望だった。

ややく渋いオレンジ色をもちいて、華やかにして落ち着きのある一冊となった。

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2017/12/13より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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