媚薬2017.12.28

 

加賀東鷭句集『媚薬』(びやく)

 

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四六判仮フランス装。 194頁

 

著者の加賀東鷭(かが・とうばん)さんは、1951年宮崎市生まれ、宮崎県都城市在住。1995年に「鷹」「椎の実」に入会。

現在は「鷹」「椎の実」同人、都城俳句研究会代表。本句集は40代から60代までの作品を収めた第1句集であり、小川軽舟主宰が帯文と序文を寄せている。

 

 

本句集の装釘は和兎さん。

著者の加賀東鷭さんは、シンプルで、というご希望であったという。

 

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「媚薬」という文字は白の箔押しである。

 

 

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ほかは墨一色。
著者が希望されたモノトーンはすこしキツくなるので、グレージュ(フランスの伝統色でいうところのグレーとベージュからなる色)を基調にする。

 

 

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見返し。

 

 

 

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扉はやや透明感のある硬質な用紙に墨刷り。

 

 

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栞紐のみ紫。

 

 

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表紙となった紙はあたらしい用紙で、手触りがあって風合いもあるもの。
シンプルではあるが存在感のある一冊となった。

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2017/12/19より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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