思ひ出は遠くになりて思ふもの*昭和2021.1.29

 

佐々木富久子著『思ひ出は遠くになりて思ふもの*昭和』(おもいではとおくになりておもうもの*しょうわ)

 

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四六判ソフトカバー装帯なし 64頁

 

佐々木富久子(ささき・ふくこ)さんの回顧録である。
佐々木富久子さんは、1931年東京の日本橋に生まれた。裕福な家庭に育ち幸せな少女時代を過ごしていたが、14歳の時に東京大空襲のB29による爆撃に遭い、家は焼かれ命からがら家族共々に長野の親戚の家に疎開されたという経験をお持ちである。その少女時代のことを中心に思い出すままにまとめられたのがこの度のエッセイである。

 

 

エッセイの量はおおくはなく、大きな活字で組まれ、たいへん読みやすい。

 

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カバー表紙の立雛の装画は、著者の思い出のもの。

 

 

 

 

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本著には、たくさんのモノクロの口絵が挿入されている。
それはやはり少女時代のもので、幸せで豊かな暮らしぶりが分かるというもの。

 

 

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装幀は和兎さん。

 

 

 

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(ふらんす堂「編集日記」2021/1/27より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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