中井保江句集『青の先』(あおのさき)。
四六判上製薄表紙カバー装。162頁 赤のシリーズ
著者の中江保江(なかい・やすえ)さんは、1955年京都宇治市生れ、宇治市在住。2000年大丸フォーマルにて俳句をはじめる。2004年俳句グループ「MICOAISA」に入会、2007年「船団の会」に入会。本句集は第1句集、帯文に坪内稔典さん、栞に神野紗希さんが言葉を寄せている。
タイトルの「青の先」は、
青の先は青初秋の連絡船
による。
表紙。
見返しは目の覚めるような青。
扉。
花布は赤。
深い青の色を湛えた句集となった。坪内稔典さんのことばをもう一度。
この句集で言葉の翼を拡げて飛び立つ。青の先へと飛び立つ。
(ふらんす堂「
編集日記」2016/10/19より抜粋/Yamaoka Kimiko)