青の先2016.10.25

 

中井保江句集『青の先』(あおのさき)

 

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四六判上製薄表紙カバー装。162頁 赤のシリーズ
 
 
著者の中江保江(なかい・やすえ)さんは、1955年京都宇治市生れ、宇治市在住。2000年大丸フォーマルにて俳句をはじめる。2004年俳句グループ「MICOAISA」に入会、2007年「船団の会」に入会。本句集は第1句集、帯文に坪内稔典さん、栞に神野紗希さんが言葉を寄せている。
タイトルの「青の先」は、
 
 青の先は青初秋の連絡船
 
による。
 
 
 
 
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本句集は「赤のシリーズ」の一巻として刊行された。
従って装釘は和兎さん。
 
青の美しい一冊となった。
 
 
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表紙。
 
 
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見返しは目の覚めるような青。
 
 
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扉。
 
 
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花布は赤。
 
 
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深い青の色を湛えた句集となった。坪内稔典さんのことばをもう一度。
 
この句集で言葉の翼を拡げて飛び立つ。青の先へと飛び立つ。
 
(ふらんす堂「編集日記」2016/10/19より抜粋/Yamaoka Kimiko)
 
 

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