白い記憶2021.8.19

 

湯沢八重子句集『白い記憶』(しろいきおく)

 

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46判ハードカバー装帯あり 284頁 二句組
俳人・湯沢八重子(ゆざわ・やえこ)さんの第5句集となる。湯沢八重子さんは、昭和19年(1944)長野県飯田市生まれ。俳誌「雲母」、「白露」、「白魚火」を経て現在は「草樹」会員である。また文芸同人誌「橋」の代表および編集発行人でもある。過去においては、「白魚火新鋭賞」「白魚火賞」「白露賞優秀賞」などを受賞されている。絵も描かれ、飯田市において「俳句と絵画展」を開催し、作品450点を発表。「俳句340、絵画110」南信州新聞に随筆を連載、随想集を上梓。句集のみでなく、歌集や随想集など、たくさんの著書がある。表現することに人生の多くを費やしてこらられた方だ。本句集は第5句集となる。
句集名「白い記憶」とあるように、本句集を「白」が貫いている。

 

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本を開くと、直筆でかかれた著者の序句にであう。

 

本句集の装釘は和兎さん。
白を基調とし、瀟洒なものを。というのが湯沢さんのご希望だった。
物のイメージでというものもご希望のひとつだった。

 

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用紙には光沢のある縮緬風のものをもちいた。
タイトルは金箔。
題字は作者ご自身による。

 

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和風の縮緬生地のようだ。

 

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帯は金色のものなのだが、まさに渋い帯地のような用紙。

 

 

 

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表紙。
ご希望の色だ。

 

 

 

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見返しも織られているような和風な感じ。

 

 

 

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扉。

 

 

 

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湯沢さんの絵の作品を口絵に。

 

 

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花布と栞紐。

 

 

 

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美しい丸背。

 

 

 

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金箔の文字。

 

 

 

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(ふらんす堂「編集日記」2021/8/5より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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