《七月二日》消極も積極も居り眠草

消極的な人、積極的な人と様々な人が入り乱れて結社の句会は進んでゆく。どちらがどうのということはない。それぞれが自分に合うスタイルで俳句にかかわってくれればよい。そのために、各句会の雰囲気もまた違う。日ごろ参加しない句会に出るとよい意味で、刺激になっているようだ。

●季語=眠草(夏)

著者略歴

山口昭男(やまぐち・あきお)

1955年兵庫県生まれ。波多野爽波、田中裕明に師事。 「秋草」主宰。句集に『書信』『讀本』『木簡』(第69回読売文学賞) 『礫』、著書に『言葉の力を鍛える俳句の授業―ワンランク上の俳句を目指して』『シリーズ自句自解Ⅱ ベスト100 山口昭男』『波多野爽波の百句』がある。日本文藝家協会会員

 

 

 

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バックナンバー

  • 7月4日:海草の強きむらさき雲の峰
  • 7月3日:合歓咲いてまつたりかわく湯殿かな
  • 7月2日:消極も積極も居り眠草
  • 7月1日:根を見せて流るる草や半夏生

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