今日は、滋賀県大津市にある総本山園城寺・三井寺まで行ってきた。
俳人・柿本多映さんの句碑建立の除幕式が行われたのである。

句碑に立つ柿本多映さん。
96歳になられるというが、たいへんお元気である。

春や有為の奥山越えてダンスダンス 柿本多映
場所・総本山 三井寺 山内 本寿院

句碑のかたわらに咲く繍線菊の花。

左より長史・福家俊彦さん(柿本さんの甥御さま)、柿本多映さん、柿本克彦さん〔ご子息)。

総本山園城寺 三井寺

若葉が美しい。




広い境内。

屋根の勾配のやわらかな反り。

柿本多映さんが幼い頃盥をうかべてその中で遊んだという池。

鐘楼。

「撞いてみてください」というご住職のお声かけで、挑戦。
三回撞く人がかわったのだが、三回ともそれぞれ音が微妙にちがう。

三井寺をご案内くださった僧侶。
解説のことばが溢れ出てきて、もっともっとお話したそうだった。
帰りの時間があるので、説明を切り上げなくてはいけないのが無念そう。

ご一緒した江里昭彦さんは、さかんに石垣の立派さを言っておられた。
一般公開をされていないところを主にご案内くださったので、ここにその写真を公開できないのはとても残念である。

栗林浩・智子ご夫妻。

句碑除幕式会場へむかう江里昭彦さんと高澤晶子さん。(うしろ姿でごめんなさい)

カメラマンとして活躍されていた佐藤文香さん。

句碑の庭をながめる柿本克彦さん。


お土産にいただいた『柿本多映選句集』。
装釘は髙林昭太さん。
編集は佐藤文香、関悦史、髙林昭太、福家俊彦、福家紀明、柿本克彦の皆さま。
美しい一冊である。
関悦史さんもお見えになる予定であったが、体調不良のため欠席。
お会いできなかったのが残念である。
(ふらんす堂「編集日記」2024/6/11より抜粋/Yamaoka Kimiko)