素足2017.3.31

 

 
 
阿部菁女句集『素足』(すあし)
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
四六判ハードカバー装。 258頁。
 
著者の安部菁女(あべ・せいじょ)さんは、1939年(昭和14)盛岡市生まれ、現在宮城県大崎市在住。俳句は1979年(昭和54)に「暖鳥」に入会し新谷ひろしに師事、1987年(昭和62)に「小熊座」に入会、佐藤鬼房に師事、1988年(昭和63)「小熊座」同人となる。本句集は、第一句集であり、高野ムツオ主宰が序文を寄せている。序文によると、50年近い句歴でおられるが、「本集に収録した作品はここ十五年ほどのもので、その前はきっぱりと捨ててある。潔さもまたこの人らしい。」ということである。
 
本句集の装釘は君嶋真理子さん。
「素足」という句集名はなかなか難しい。
 
阿部菁女句集『素足』
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
涼しげな表情をしている。
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
素材感のある用紙である。
 
阿部菁女句集『素足』
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
 
表紙のクロスは紺。
横にすじが走っていて紬風。
 
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
 
見返しは、カバーと同じ用紙である。
透明感も涼感がある。
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
扉。
ブルーで統一感を。
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
花布は赤。栞紐は白。
赤はこの花布とカバーの名前に使われていて句集に華やぎを添えている。
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
書体は、ご本人のご希望で正楷書体。
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
 
阿部菁女句集『素足』
 
 
嫌味のない上品な一冊となった。
帯をやや紫がかった色にしたのは、大人の女性の趣をあらわしたく。。。
 
 
(ふらんす堂「編集日記」2017/3/22より抜粋/Yamaoka Kimiko)
 
 

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