市ヶ谷洋子句集『旅鞄』(たびかばん)。
四六判ソフトカバー装。162頁 3句組
著者の市ヶ谷洋子(いちがたに・ようこ)さんは、俳誌「馬酔木」の同人である。この句集は第2句集となる。本句集は、不慮の事故に遭われ重傷を負った著者の市ヶ谷洋子さんが、ご自身の回復を願って編まれた一冊である。第一章「邂逅」第2章「旅路」第3章「旅路」と三つの章に分かれている。
本句集の装丁は君嶋真理子さん。
すっきりとした仕上がりとなった。
表紙。
扉。
見返しはマーブル模様に。
「前書き」に「リハビリの日々も私の新しい旅のみちのりの一部」と記されている市ヶ谷洋子さんである。
句集の上梓が励みとなられることを願わずにはいられない。
(ふらんす堂「
編集日記」2017/9/9より抜粋/Yamaoka Kimiko)