2026.1.10 枯芝に枯木はうすき影をひき
2026.1.10 心臓に脳が載るとふ「思」の字 心臓わすれて生きをりしかな
2026.1.9 〈極楽湯〉赤き灯しのその奥に長ソファーとコミックの棚が広がる
2026.1.9 寒禽や大きな鳥のただしづか
2026.1.8 俳句の水脈を探る
2026.1.8 冬空の青きところを白き雲
2026.1.8 歩行器に手を載せるとき震へたる母の身は一木の命を蔵す
2026.1.7 見下ろせばそそり立ちをり霜柱
2026.1.7 七草の籠にすずしろ小さくてマンションに来てエレベーターに乗る
2026.1.6 赤信号の中に帽子の男立ち数分ごとにこの世より消ゆ
2026.1.6 水仙や生々しくて抽象画
2026.1.5 憧れし人が発するあたたかな光の色か〈媛まどんな〉来たり