2026.8.14 降りつのる雨に桔梗の花は八重
2026.8.13 無花果を切りそこないてのせる時サラダは濡れた森になりたり
2026.8.13 昼の蛾もゐて大いなる秋の蝶
2026.8.12 茶豆買ひ嬉しく帰る 空暗み湿り始めるゆふぐれの髪
2026.8.12 三日月のするどきところ雲に透け
2026.8.11 牛の背の山の連なりひとところ隆起し俺は山だと叫ぶ
2026.8.11 桔梗の高々として旱かな
2026.8.10 広々と硝子障子や秋の蝶
2026.8.10 ハミングのやうにあなたが笑ふたびビールの金が泡を押し上ぐ
2026.8.9 遠くしづかに法師蟬鉦叩
2026.8.9 飲める水きれいな水を運びをりかの日の川に謝りながら
2026.8.8 麺麭食うて頬ふくらます夜食かな