うつろふ2021.9.7

 

奥坂まや句集『うつろふ』(うつろう)

 

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四六判上製カバー装帯あり 212頁 二句組

 

 

俳人・奥坂まや(おくざか・まや)(1950年生れ)の第四句集となるものである。前句集『妣の国』(2011年)より10年を経ての上梓となった。もうあれから10年が経つのか、、、と感慨深い。現在「鷹」同人。俳人協会会員、日本文藝家協会会員。NHK文化センターや朝日カルチャーセンターなどで俳句を教えておられる。

 

 

本句集の装釘は菊地信義氏。

 

奥坂まやさんのこれまでの句集をすべて手掛けてこられた。

 

外側のデザインから、内側の本文まで。
菊地さんの装釘は、やはりその文字のレイアウトの美しさが際だっている。文字と文字の関係をこれほど綿密に案配し、美しく配置するデザイナーはいないのではないだろうか。また用紙の材質感にもこだわる。
シンプルであっても重厚感がある。

 

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「うつろふ」という文字を支配するこの絶妙な色遣い。
さすがだと思う。

 

 

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扉。

 

 

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カバーの折り返し。

 

 

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白の花布と白の栞紐。

 

 

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(ふらんす堂「編集日記」2021/8/31より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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