菅美緒句集『片瀬』(かたせ)。

四六判ハードカバー装帯あり 178頁 二句組
菅美緒(すが・みお)さんの第四句集となる。菅美緒さんは、1935年京都生まれ、1976年「杉」に入会して森澄雄に師事。現在は「晨」「梓」「航」の同人。俳人協会会員。1988年第1句集『諸鬘』、2009年
第2句集『洛北』、2016年
第3句集『左京』、2018年
シリーズ自句自解II ベスト100 『菅美緒』を上梓されている。本句集は2016年から2021年の3月までの作品を収録したものである。
装釘は君嶋真理子さん。

この貝殻の模様を気に入ってくださった菅さんであるが、原画はかなり派手だったのでややトーンを抑えたものにしてもらった。

書体は宋朝体で。
タイトルは金箔。




表紙のクロスも紬風に。そして落ちついた色に。


扉。


金色の花布。

臙脂の栞紐。
ここだけに赤いものを配した。

(ふらんす堂「編集日記」2021/9/27より抜粋/Yamaoka Kimiko)