
四六判ハードカバー装帯なし 174頁 二句組
俳人・友田喜美子(ともだ・きみこ)さんの第二句集である。友田さんは、昭和10年(1935)岐阜県生まれ、現在は静岡県在住。昭和57年(1982)「椎」(原田喬主宰)入会、平成2年(1990)「寒雷」入会、同人を経て、のち「暖響」へ入会。平成12年(2000)「欅」入会、同人。のち終刊。平成13年(2001)第1句集『九月』上梓。現在、「椎」「暖響」同人 静岡県幻術祭賞受賞 静岡県俳句協会理事 静岡県現代俳句協会会員。

友田家には、立派な楊梅の木があるのだろう。
本句集の最後から二番目に「楊梅」の句がおかれている。
本句集の装釘は君嶋真理子さん。
題簽は原田喬。
装画は友田さんのご友人で画家の松浦澄江さん。

題簽、装画を巧くあしらってすっきりとした一冊になった。





表紙は緑色布クロス。

題簽を型押しに。

見返し。

扉。

花布とスピンは、ご本人の希望で赤。


この赤によって華やかな一冊となった。

シンプルであるが堂々とした一冊となった。
(ふらんす堂「編集日記」2022/3/16より抜粋/Yamaoka Kimiko)