猪爪蓬子句集『瀬音(せおと)』

四六判ソフトカバー装帯あり 二句組
著者の猪爪蓬子(いのつめ・よもぎこ)さんは、昭和12年(1937)埼玉・飯能市生まれ、飯能市在住。俳句は、平成2年(1990)飯能市の公民館でおこなれた「初心者教室」(中島まさを講師)に学び、俳誌「かたばみ」を経て、現在は俳誌「椋」(石田郷子代表)の会員である。本句集は平成6年(1994)から令和4年(2022)までの29年間の作品を収録した第1句集である。序文を石田郷子代表が寄せている。
本句集の装釘は、君嶋真理子さん。


タイトルの「瀬音」は金箔j押し。
タイトルはからすれば、青とかグリーン系が妥当なのだが、ご本人の希望によってセピア色に。
それがかえって詩情のある一冊となった。
「懐郷の思いのようなものが感じられて、素敵な1冊になりました。」とは担当に文己さん。









(ふらんす堂「編集日記」2023/6/2より抜粋/Yamaoka Kimiko)