角川春樹著『角川源義の百句』(かどかわげんぎのひゃっく)。

四六判変形ソフトカバー装 192頁
俳人・角川春樹が、父であり俳人である角川源義(1917~1975)の俳句を百句選んで鑑賞をしたものである。わたしはたいへんおもしろく読んだ。いまはなかなか角川源義の俳句をまとめて読む機会がない。そういう意味で本書は、角川源義の作品をハンディに読めるものでもあり、一句一句についての批評のことばに資料性があって、源義俳句を知るためのかっこうの一冊となった。

桜を男性的に配したものとなった。



表紙。





(ふらんす堂「編集日記」2019/6/14より抜粋/Yamaoka Kimiko)